舗装マネジメントシステム(PMS)ガイドライン作成に向けて
これまで整備されてきた道路資産は、財政制約等の面から、劣化や損傷等により十分な機能が発揮できなくなることが懸念されますが、道路がその役割を果たし続けるためには、 さまざまな道路資産の維持管理・更新を適切に行っていくことが必要です。 近年、公共事業を取り巻く厳しい財政事情や管理体制の制約を背景として、道路においても、資産、人材、予算等を効率的に運用しようとする「アセットマネジメント」の 考え方に関心が高まっていますが、舗装で想定されるアセットマネジメントの具体像として、一部で取組が始まっている 「舗装マネジメントシステム」(Pavement Management System、以下「PMS」という。)が挙げられます。
PMSは、舗装の計画的、効率的な管理に向け、舗装の状態を的確に把握・予測し、予算的制約等の中でどのタイミングでどのような管理行為を実施するのかを的確に判断する ツールの一つと考えられ、その概略の全体像は以下のフローで示されます。
舗装委員会舗装マネジメント小委員会では、各道路管理者がPMSの構築に向けた取組を進める際の手引きとなるガイドラインの作成に向けた検討を進めています。 各道路管理者が管理する道路はそれぞれ様々な性格(交通量、地域特性等)を有するため、その舗装のマネジメントも多様なスタイルが考えられます。検討の進め方として、 これまでその取組を進めてきた機関の事例や参考となる情報を本HP上で公開することにより、各道路管理者における多様な取組を促し、さらに参考となる情報や意見・要望等を募り、 提供する情報の更新やガイドラインの検討に活かしていくこととしております。
道路管理に関する実務やこれに関する調査研究に携わる方々からのご意見等をお待ちしています。
追加・更新状況
- H22.09.14 横浜市の取組事例(幹線道路と生活道路)を掲載しました。
- H21.09.11 東京都の取組事例を掲載しました。(参考)東京都関連サイトへのリンク
- H21.03.02 首都高速の取組事例を掲載しました。(参考)首都高速関連サイトへのリンク
- H21.02.23 静岡県の取組事例を掲載しました。
- H21.02.16 直轄国道の取組事例を掲載しました。
- H21.02.16 NEXCOの取組事例を掲載しました。
- H21.02.16 茨城県の取組事例を掲載しました。
- H21.02.16 三重県の取組事例を掲載しました。